創栄図書印刷株式会社 | 『栞(しおり)』ってなに⁉

『栞(しおり)』ってなに⁉

2025/02/04

  • 創栄文庫(組版)
  • 創栄文庫

こんにちは…第一製造部 IRIMOです。
2025年も早くも1月が終わり、2月へ突入!
春はまもなく? と言いたいところですが、まだまだ寒暖差の激しい日々が続きそうですね。
気温のアップダウン…やはり、温暖化の影響でしょうか…

さて、今回は、文具店でもよくお見掛けする、栞について探ってみました!
栞とは、読みかけの書物に挟んで目印とするものですよね。
紙・布・革などで作られている、あれです、あれ。
最近では、いろんなタイプのものがあり、使い方も様々なものがあるようです。
一般的には、長方形の形をしたものが多いですよね。
好みの栞、お気に入りの栞はお持ちですか?

この度、持っている栞の一部を大集合させてみました笑

 

○栞の歴史

西洋では…
紀元1世紀半ば頃は、キリスト教聖職者が、信仰の対象である聖書に敬意を表しつつ読み進めるため、僧衣の一部を挟んでいたようです。
16世紀の活版印刷が普及した頃、当初の紙の本は「袋とじ」で売られることが多く、袋とじを切り開くために使われていた「ペーパーナイフ」が栞の代用となっていたそうです。
ペーパーナイフを長く挟んだままにすると、金属の錆が紙を傷めるようなこともあり、19世紀頃には、シルクリボンが、そしてそのあとは紙製のものが主流となったようです。

日本では…
江戸時代では、紙縒(こより)や草花をはさんで目印にしていたそうな。
また、木の枝を折ってはさんでいたこともあったようです。これは、木の枝を折ったり削ったりして、山道などを歩く際に目印にしたことから、読んだところまでの目印としても活用されたのだとか。

栞の歴史もさまざまですね。そしてかなり昔から…。
栞は書物に挟んで目印とするという印象がありますが、本を読み進める上で大切な「道しるべ」となっているのですね。

○栞の由来

先程もありましたように、「木の枝を折る」、この行為を「枝折る(シオル)」と呼び、道しるべの意味をもっていました。
漢字では「栞」と書きますが、「(木を)切りそろえる、削る」の意味があるようです。
漢字上部の「幵」は同じ物を2つ並べて、平らにそろえられている様子を表しているのだとか。
これに「木」を組み合わせて、木を削ってできた「道しるべ」の意味が生まれました。
そして、日本ではこの「栞」という漢字に「シオリ」という読みを当てたようです。

○こんな栞もあるよ

ブックカバー付き栞! いやいや、ブックカバーに栞がついとるんちゃうん?
今回は、栞がメインなので笑

 

使用中です! ブックカバーもいい感じ!

 

これは、スワンタッチと言われる栞です。
スワンの形をしている栞で、最終ページより2~3ページ前に、セットするようです。

 

栞をはさむページに、くちばしの部分をはさみます。
ページをめくると一緒に次のページに移動してくれます。
本来は、くちばしの部分が本の頭にかかる位がいいかもですよ。

 

うかんむりクロップ! 栞ちゃいますやーん笑
本を開いてキープしておきたい時などに使います。
料理するときの料理本などにもいかがでしょう?
ん? そうだ! 仕事でも使えそう! 使用される方はIRIMOまで笑

今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
栞って、文庫本を買ったときにもつけてくれるときありますよね。
密かに、最初の「栞大集合」の写真の中にも、何枚か写っているよ~
ついついコレクションも増えてしまう、今日このごろ…
しっかり整理整頓もしていきとうございます。いつものことながら…

 

毎年恒例! 新しい仲間ができました笑

なんと、このロボ君達は、今回コラムで紹介する前からもうお披露目済み!
普段は、透明の個室に入っておりますが、この度、出てきてもらいました笑
先輩ロボと仲良くね~。これからもよろしくです♪

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