『内校』ってなに⁉
2024/03/28
- 創栄文庫(組版)
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こんにちは…第一製造部 IRIMOです。
3月は桃の節句がありましたね。
あの、給食の「菱形の3色ゼリー」って、おいしかったですよね~
昭和の話ですが…笑 最近はどうなってるのかな~。
あの3色にもいろいろ意味があったようです。
赤色は魔除けの桃を、白色は清浄・雪の清らかさを、緑は新緑の生命力・穢れを祓う薬草とされているのだとか。改めて知り、一つ一つの行事が奥深く感じられます。
さて、今回は、前回「?」で終わっておりました、「内校」について探ってみました。
内校とは、組版オペレーターの作業により組み上がったものを、お客様の指示通りに仕上がっているのかを確認する作業となります。
呼び名は様々で、「校正」や「修正チェック」など他にもありますが、弊社では「内校」と言っています。
〇内校のいろいろ
確認作業にもいろいろな方法があります。
①突き合わせ
2つの紙面を見比べて確認
②読み合わせ
2人1組になり、一人は読みあげ、もう一人が紙面を確認
③あおり検版
2つの紙面を重ねて、めくることを繰り返し残像効果で確認
④デジタル照合
データで2つの紙面を確認
とさまざまな方法があります。
弊社では「①の突き合わせ」と「④のデジタル照合」を利用することが多いです。
組版オペレーターから仕上がったものを「突き合わせ」で確認し、組版オペレーターへ戻します。
再度、仕上がったものを「デジタル照合」で確認したりもします。
今回は、突き合わせの内校を見てみましょう!
〇突き合わせの内校
お客様からの依頼の原稿と、組版オペレーターが作成したデータを出力したものが用意されます。
内校の作業は、上記のような朱の確認の作業もあれば、サイズを計ったりなど他にもさまざまな作業があるんですよ。
そんなときの、いろいろなアイテム! 一例をご紹介すると…
〇内校グッズ?
ものさしは、仕上がりや版面のサイズの確認、行送りなどの体裁の確認にも使っています。先程の朱字の確認のときの目印にも活躍しています。ルーペはオペレーターの好みでいろいろなタイプのものが…。
右上にあるのは、原稿をめくったりするときに使っている、指サックです。
「新入社員が行く! 春の工場見学」では、かわいいハニワ型のものもありましたよね。
新入社員が行く! 春の工場見学━連載コラム全3回━【第3回 検査室編】
そしてそして以前「『Q数派?』それとも『ポイント派?』」で紹介しました、Q数やポイントを確認するあのアイテムも内校で使用することもありますよ~。
組版オペレーターに戻ったとき、見やすいようにペンの色を変えるなど、各内校のオペレーターが、いろいろ工夫をこらしながら確認をしてくれています。
感謝感謝の毎日であります!
今回はここまでです。
最後まで、お読みいただきありがとうございます。
なるほど、前回の「まちがいさがし」は内校のトレーニングになるかもです。
確認作業となる内校も、重要な工程です。
ルールを決めて、しっかり確認!を目指します。
あなたはどっち派?
映画は、原作を読んでから観る? それとも先に観る?
IRIMOは最近、「原作を読んでから観る」を実践中です。
以前に「先に観る」もやってみました。
結果、どちらも面白い気がするのですが、今は、原作を読んでから観て、いろいろなシーンについて「あーだこーだ」話すのを楽しんでいます。
IRIMOは、編集長に「まだか~」と突っ込まれるほど、読書のスピードが超遅いので、「映画が始まるまでに読まないと!」と気合い入れて読んでます。お陰様で、最近は、スピードも上がってきたかなぁ笑
本屋さんへ行くと、「映画化」の文字が気になる今日このごろです笑