創栄図書印刷株式会社 | 『ISBN』ってなに⁉

『ISBN』ってなに⁉

2023/07/18

  • 創栄文庫(組版)
  • 創栄文庫

こんにちは…第一製造部 IRIMOです。
7月7日の七夕さま。
何かお願い事はしましたかぁ…
七夕さまの行事食は、「そうめん」なんだとか。
中国で無病息災を祈って、七夕に食べていた「索餅(さくべい)」という、小麦粉を練って縄のような形にし、油であげたものがあり、それが「そうめん」のルーツになっているようです。
IRIMOがお気に入りの中川政七商店さんの、「きせつのしつらいのえほん」で学びました。
これからも、お世話になります。ためになったねぇ、ためになったよ~。

 

今回は、前回の奥付の中に密かに登場していた「ISBN」について、探ってみました。
どこに載っていたかと言うと…

ISBNは、奥付や裏表紙などに記載されていることが多いです。

○ISBNって?

International Standard Book Number」を略したもので、日本語にすると「国際標準図書番号」となります。書籍を識別する番号ということですね。
その13桁の番号には、さまざまな情報が隠されているんですよ。何か気になりますよね。

○ISBNの仕組み

(例)ISBN▼▼▼◆◆◆◆○○○○
(◆と○の桁数はいろいろあり。◆と○で8桁となっているようです。)

▼▼▼…『接頭記号』
「書籍」を表す3桁の番号。
「978」と「979」があります。「978」がいっぱいになると、「979」が使用されるようです。ちなみに、現在日本で使用されているのは「978」のみです。

…『国記号』
書籍を発行する国や地域を表す番号。日本は「4」です。
ちなみに「0」「1」はアメリカなどの英語圏、「2」はフランスなどのフランス語圏、「3」はドイツなどのドイツ語圏となっています。

…『出版者記号』
出版者(社)を表す番号。

…『書名記号』
書籍出版物の固有番号。タイトルにつけられる番号となります。

…『チェックデジット』
ISBNコードに誤りがないかチェックするための番号。これは、一定の計算法で決まるのだそうです。

○ISBNにも歴史が?

ISBNは、ヨーロッパの出版界で始められたもので、書籍の注文や在庫管理をコンピューターで処理するために作られたコード番号なのだそうです。その後、1970年からISBNという形で国際的に承認され、日本では1981年から導入されました。

現在は、出版社を通して出版する書籍や図書館などで取り扱う書籍のほとんどにISBNコードが与えられているようで、一度でも発行されたISBNコードが他の書籍に使われることはないのだとか。そのため、たとえ絶版になっていたとしてもISBNコードさえわかっていれば本を探し出すことができるのですね。

なので、本を予約したり、探したりするときにも、探しやすい「神」的なコードとなっているようです。たしかに!

そんなISBNも、現在のISBNは計13桁の番号で構成されていますが、2006年までは10桁だったようです。
発行できるコードの組み合わせが少なくなったため、新たに、最初に3桁増えたのだそうです。
編集長曰く、「そういえば、昔は最初の978は入ってなかったわ!」と突然記憶が蘇り、感謝!
IRIMOの検索作業も削減され、作業効率UP!笑

余談ですが、書籍以外にも出版社から刊行されて流通している、電子出版物(CDなど)にもISBNが使われているのですが、雑誌は「雑誌コード」という別のコードが適用されているのだとか…また気になるのがでてきましたね。
密かに奥付のISBNの後についている「C0000」のコードにも何か意味があるような…

今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
そういえば、かなり前ですが「読書ノート」をつけていたときに、ISBNの番号を書く欄があったことを思い出しました。その時は、何のために書き残すのかと思いながら書いていましたが、重要な番号だったのですね!納得です!
この後、編集長といろんな本の裏表紙を探りましたー。今さらながら…笑

 

日射病はどこいった?

今年もまもなく夏本番! 熱中症対策は、万全にされてますか?
ん? 昔って、「日射病」って言ってませんでした? また、歳がばれる話となりますが…笑
何となく、同じように感じ、言い方が変わったのかなぁと思っていましたが、どちらにも意味がありました。

「熱中症」は、高温多湿の環境によって引き起こされる体調不良の状態の総称
「日射病」は、熱中症の中でも直射日光が原因のもの。
そのほかにも「熱射病」というのもあり、
「熱射病」は、熱中症の中でも重度のもの… とありました。

なるほど~。そういえば、昔は夏は真っ黒に日焼けしてましたよね。
なので、「日射病」が多くを占めていたのでしょうか。
「光化学スモッグ」の黄色い旗が運動場に掲示された日だけは、外で遊んではダメでしたよね。
「紫外線」を浴びるのが危険な今では、日射病より熱中症の方が多くを占めるようになったのかもしれませんね。
時代とともに、環境も変わってくるのですね。地球温暖化も関係しているのかな…
熱中症や日射病に注意して、暑い夏を乗り切りましょう!

 
ハート形のあじさい? 奇跡の1枚 (撮影:編集長)