『トンボ』ってなに⁉

こんにちは…第一製造部　IRIMOです。
２月３日は節分でしたね。
節分とは、年に4回訪れる立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す言葉なんだとか。今では、一年の始まりとして、大切にされていた「立春」の前日のみを「節分」と呼ぶようになったそうです。悪いものを追い出し、縁起のよいものを食べて、新しい季節を迎える。日本の伝統的な行事ですね。

今回は、「トンボ」について、探ってみました。
何ですか、それは？　ってなりますよね。正解です！
なぜならば、トンボは、完成した書籍では、お目にかからないものだからです。
なので、実際に印刷した経験がないとなじみの薄い言葉となりますが、印刷の仕上げには必要不可欠！　重要な要素のひとつとなっています。

○トンボのお仕事

トンボは、印刷物の作成時に完成サイズに仕上げるための目印となっています。
レアものですが、実は、ノンブル・柱の時に、密かに登場していました。改めまして…

★いろんなトンボ

・多色刷りの見当合わせ
・仕上がりサイズに断裁するための位置
・折りや綴じなどの加工を施す位置確認のため
などなど、多彩に活用されています。

○なぜ、トンボなの？

四隅、センターに十字のマークがあり、それが蜻蛉（トンボ）の形に似ている事からトンボと呼ばれるようになりました。

○トンボの種類

トンボは、海外と日本では形式が異なるそうです。

＊日本式
四隅につけられるトンボが２本線になっています。上記の図も２本になってますね。２本の線がちょうど交差している部分を頂点として、内側の線が仕上がり位置となります。

＊西洋式
トンボは、１本線のみで表され、海外では「トリムマーク」と呼ばれているそうです。

○トンボにも名前が…

＊コーナートンボ
四隅につけられるトンボです。内側と外側で役割が異なります。

＊内トンボ
２本線の内側は印刷の仕上がりサイズを表します。２本線が交差した部分にデータの角を合わせて調整します。
断裁や仕上がりサイズを決める役割を担っており、別名「裁ちトンボ」「仕上がりトンボ」とも呼ばれています。
仕事中も「裁ち」「仕上がり」という言葉はよく使っていますよ。

＊外トンボ
印刷された用紙は複数枚に重ねられて、トンボを基準に断裁されるのですが…
断裁する際に「断裁ズレ」というのが起こります。
・印刷位置のズレ
・重ねた時の微妙なズレ
・用紙の伸縮によるもの
・刃先の流れ　など
さまざまな要因によって断裁には数mm程度のズレが生じます。
なかでも、フチなし印刷（仕上げ一杯まで絵柄のあるもの）の場合は、多少ずれても大丈夫なようにあらかじめ仕上がり位置より一回り大きく絵柄を作成しています。これを「塗り足し」といいます。
断裁ズレが1～2mm程度であることから、塗り足しは3mmほどに設定されるのが一般的です。
仕事では、塗り足しを「袋」とも言っています。

＊センタートンボ
印刷データの天地・左右の中央に置かれるトンボです。
主に多色刷りの見当合わせに使われます。また、両面印刷を行う場合は表裏の位置合わせの目印にもなっているそうです。

トンボのそれぞれの位置にも、いろいろな役割があったのですね。なるほど！

今回は、ここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
普段、作業中に必ず見ているトンボですが、実は、作業者故のレアものでしたね。これからも、お世話になります！

 

バイキングとビュッフェ（ブッフェ）って違うの？

バイキングとビュッフェって、言い方が違うだけの「食べ放題」だと思っていたのですが…

ビュッフェは、食べ放題ではなく、バイキングだけが、食べ放題でした。そうなんや～

ビュッフェは、フランス語で「飾り棚」という意味だそうです、バイキングは、和製英語なんだとか。
帝国ホテルの社長であった犬丸徹三さんが、旅先のデンマークでの食べ放題のサービス（スモーガスボード）を見て、日本に持ち込んだのが最初で、北欧に対する当時の印象（Viking）や豪快に食べる様から、「バイキング」と名付けられ、サービス名は「インペリアル・バイキング」なのだそうです。

また、ビュッフェは、立食形式のようなのですが、日本では着席式のビュッフェもあるため、ビュッフェとバイキングを混同しがちなのだとか…。なるほど～

ちなみに、英語で食べ放題は「all you can eat」と表記されているようです。「食べられるだけ」という意味になります。

とは、わかっていても形式は時と場合によりいろいろあるかもですね。
マナーをしっかり守り、食事を楽しみたいと思います♪