『ルビ』ってなに⁉
2022/12/19
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こんにちは…第一製造部 IRIMOです。
今年もあとわずかとなりました!
この時期、時間がバタバタと過ぎていってしまう気がするのはなぜでしょうか…
何となく気が焦る年末…
クリスマスやイルミネーションも楽しみたい12月!
心も体もリフレッシュする時間も忘れずに…
琵琶湖大津館に隣接する「イングリッシュガーデン」の【海の生き物】をモチーフにしたイルミネーション。
これはほんの一部です。
今回は、「ルビ」について探ってみました。
知ってるよーという方もおられるでしょうし、なにそれ? の方も…。
それも、そのはず! ルビとは、「ふりがな」に対する印刷用語なのです。
なるほど! 「ふりがな」ならば、知ってるー! ですよね。
御存知の通り「ふりがな」とは、漢字の読みを示すために、該当の文字の周りに添える小さめの文字です。
旧字であったり、読み方が難しかったり、小さな子供に読ませるものとして、活躍しています。
では、どうして、私達のお仕事では「ルビ」と呼ばれるのでしょうか…。
○「ルビ」はどこからやってきた?
ルビは、明治時代に一般的な印刷技術だった「活版印刷」によって普及した語です。
その発祥は、何と、イギリスなんだとか!
その当時、活字の大きさを宝石の名前で呼んでいたそうで、イギリスからやってきた5.5ポイントの活字が「ルビー」と呼ばれていのだそうです。
他にも 4.5ポイント → ダイヤモンド
5ポイント → パール
などなど、宝石の名前がつけられているみたいです。
○何故「ルビ」になったの?
5.5ポイント活字は、日本で利用していた5号格の活字にちょうどよかったことから普及し、日本では「ふりがな」を「ルビ」と言うようになったそうな。
「ルビー」がいつの間にか「ルビ」になっちゃったんだね(笑)
○ルビの付き方にもルールがあるよ
・モノルビ
(1文字づつにつける。真ん中につくものや、端につくものがあるよ。)
文字 (中付き)
文字 (片付き)
・グループルビ
(複数の文字に均等につける。均等のパターンもいくつかあるよ。)
紫陽花
・熟語ルビ
(ルビの付け方の一種。個々の親文字にルビをつけながら、熟語としてのまとまりを考慮する方法で、モノルビとグループルビの特性をあわせもつ。)
感無量
モノルビにすると 感無量 となるよ。 ちなみに、これは中付きです。
などなど、基本的なルールをあげてみました。ほんとは、まだまだ奥深いんですよ。
読書の際に、ルビを見つけたら、付き方も見てみてくださいね。
今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ルビは、自動でつけれる時や、時には、手動となることも…まだまだ課題も多いですが、オペレータ間で知恵を出し、よりよい品質を心掛けます。
Merry Christmas!
皆様にとって、心温まるクリスマスになりますように…
今年もありがとうございました。
そして、よいお年をお迎えくださいませ…