創栄図書印刷株式会社 | 『DTP』ってなに⁉

『DTP』ってなに⁉

2022/09/05

  • 創栄文庫(組版)
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こんにちは…第一製造部 IRIMOです。
まだまだ、残暑厳しい毎日ですね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか…
9月は、お月見! きれいな満月が見れますように…
ちなみに、9月の満月は、アメリカ的? 英語的? には「ハーベストムーン」と言うそうな…
日本語に訳すと、「収穫月」となります(なるほど!)。
お月見バーガー食べたいな。ロコモコバーガーにも卵あり! 笑

さて、今回は以前に紹介していました、「DTP」について探ってみました!

DTPとは、DeskTop Publishing(デスクトップパブリッシング)を略したものです。
Apple(アップル)社が作った「Mac」、Adobe(アドビ)社が作った「post script」、Aldus(アルダス)社が作った「Page maker」によりDTPがスタートしました。
日本語では「机上出版」や「卓上出版」とも言われているのだとか…。
出版物や印刷物の原稿作成や編集、デザイン、レイアウト、組版などの作業をコンピュータで行い、最終的に印刷可能な原稿(版下)の作成まで行うことができます。
つまり、今まで活版や写植で手作業でやっていたことがパソコンでできるようになりました。

○オペレーター的に、DTPでどう変わった?

・文字の変形が細かくできる(電算では、長体・平体が10%きざみでした)
・フォントの種類が多い
・レイアウトも自由に、見たままで作成できる
などなど…が便利になりました。
活版の頃からですと、作業の仕方も随分変わるので、同じ組版をしていても時間のかかるポイントが変わったのでは…と思われます。
また、電算写植からの流れだと…
コーディングも組版オペレーターがするようになりました。ん?「コーディング?」そういえば、電算写植の回で聞いたような…
コーディングとは、指定のレイアウトにするために、ファンクションやコマンドを組み立てる作業のことです。そのコーディング(コーダーの手書きの書類)に従って、オペレーターが入力していました。
電算写植でできたことができない…など、やり始めた頃は、戸惑いもありました。

○創栄図書印刷のDTPのマシン達

Mac G4

Mac G5

iMac(CS用)

iMac(CC用)

MC Smart

現在、弊社で使用しているのは、
Adobe社の「Adobe InDesign」(アドビ・インデザイン)
モリサワ社の「MC Smart」(エムシー・スマート)です。
「InDesign」はMacで、「MC Smart」はWindowsで、作業をしています。

その他にも、Adobe Illustrator(アドビ・イラストレーター)やAdobe Photoshop(アドビ・フォトショップ)で図版を加工・作成しています。

現在では、ほぼデータで入稿されるようになり、全入力していた頃に比べて、作業自体は早くなったように思います。
ですが組版は、パソコン上で手動で整える作業が必要なところがあります。
DTPでは、自由にできる反面、こだわればこだわるほど、奥深くもなります。
シンプルイズベストも良し! センスを問われる時代になってきたかもですね…

弊社では、品質良く、いいものを仕上げる為、効率及び専門性を考え、「テキスト整理」、「トレス(図版)」、「組版」、「校正(仕上がりの確認)」と分業し、各工程が責任を持って作業をしています。

今回はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
DTPはまだまだ奥深いので、日々勉強の毎日です。

 

今回のおまけは、私たちもよく使う、「定規」と「ものさし」の違いについてです。
一緒ちゃうのー? と思っていましたが、双方にちゃんと意味があり、驚きました!

○見た目で見分けるには?
定規…目盛りの左側にアキがある。
ものさし…目盛りが端からある。

○それぞれの役割って?
定規…線を引いたり、カットするためのもの。
ものさし…長さを測るためのもの。

○英語で言うと…
定規…ruler(ルーラー)
ものさし…scale(スケール)

普段は、全部ひっくるめて、「定規」と呼んでいる気がします。
でも、双方には、明確な違いがありました。
これからは、ちゃんと区別したい所でありますが、「定規」と言ってしまいそうですね。